◎基調報告 成田を廃港に追い込む時だ 敷地内東峰 萩原富夫さん
週刊『三里塚』02頁(1073号01面03)(2021/10/11)
◎基調報告
成田を廃港に追い込む時だ
敷地内東峰 萩原富夫さん
菅内閣が打倒され、岸田内閣が誕生しようとしています。これも打倒あるのみです。陸上自衛隊の大演習が行われています。戦争挑発を許してはなりません。全国で反対闘争に立ち上がりましょう。
最高裁第三小法廷は請求異議上告を棄却して、強制執行可能な情勢になっております。われわれは実力阻止の決意です。
空港会社は今どうなっているか。成田空港そのものが必要なくなるような危機にあるではありませんか。成田の今年上期(1〜6月)の国際線旅客数は一日平均約3800人。ほぼ貨物空港になっております。旅客便は羽田に移行していくのは間違いないでしょう。
こんな空港に市東さんの農地はやれないでしょう。機能強化も必要なく無駄です。機能強化を粉砕し、廃港へと追い込むときがきています。
最も大きな勝利の要因は市東さんの決意が変わらないことです。市東さんが負けなければ空港会社の農地取り上げ攻撃は意味がありません。同時に、反対同盟が団結して闘い続けていることが大事です。
三里塚の闘いは環境を破壊し、農業の代わりに空港を建設することとの闘いです。農民や住民の暮らしを犠牲にして経済を回してきたことの結末が、この成田空港のありさまではありませんか。
脱成長といわれています。資本主義をやめなければ地球が壊れてしまいます。農地を守り、農業を守ることが未来につながります。三里塚闘争を守り、発展させよう。