北総の空の下 群馬集会 地道な活動の上に
週刊『三里塚』02頁(1072号02面05)(2021/09/27)
北総の空の下
群馬集会
地道な活動の上に
稲刈りが終了して、飯米が保冷庫に収まるとホッとします。萩原宅は台風を避けるため早生米を作っているので8月末に終わりましたが、市東宅は9月の長雨で1回延期になり13日に決行。久々の晴れ間でしたが、ぬかるんで半分手刈り。コンバインと共に駆けつけてくれた萩原富夫さん、乾燥を引き受けてくれた農民会議の小川浩さんの協力を得た総力戦で飯米確保です。
19日は、市東孝雄さんと共に「農業を考える群馬集会」に参加しました。始めは北上するにつれて稲刈りが遅くなる秋の風景を楽しんでいましたが、埼玉で事故渋滞に巻き込まれて、ぎりぎりで会場に滑り込みました。
町長さんや県議会議員も発言する多彩な人脈は、3・11以来金曜行動を続ける地道な活動に裏打ちされています。正月も悪天候でも休み無し! 三里塚や労働現場の闘い、地元の歴史なども適宜盛り込んだ「原発とめよう群馬」の発行回数587に頭が下がります。
今回できたばかりの三里塚DVDも上映されました。これが出色の出来栄え、ぜひ各地で上映してほしいです。市東東市さん、孝雄さん親子にフォーカスしながら、55年の歴史と現在、闘争と日常を三里塚群像で活写しています。東市さん追悼の全国集会で、気負わず臆せず「私が親父の後を継ぎます」と語った孝雄さんの姿勢は今に至るまで一貫しています。空港会社はそこを見誤りました。長引く裁判とコロナ禍による需要激減で矛盾噴出です。
北里一枝