五輪開会式直撃した「中止せよ!」の怒り 全学連が実力決起
週刊『三里塚』02頁(1069号01面03)(2021/08/09)
五輪開会式直撃した「中止せよ!」の怒り
全学連が実力決起
(写真 新国立競技場前で警察の弾圧を打ち破り五輪開会式粉砕を闘う全学連【7月23日】)
(写真 「五輪は中止!」を掲げてデモする全学連)
(写真 渋谷ハチ公前で医療労働者が渾身の訴え)
7月23日、五輪開会式粉砕の怒りが式典会場を直撃した。全世界にその闘いの大高揚が発信された。
6万人の警備体制を実力で突破して新国立競技場前に結集した日本の学生・青年の怒りの声は式典の間中響きわたった。
天皇出席のもと、「君が代」独唱、自衛隊による「日の丸」掲揚など、国威発揚の場として利用しようとした国家のメンツは丸つぶれだ。警察はたまらず1人を不当逮捕したが、怒りの炎に油を注いだだけ。午後10時半まで激闘は続いた。
この日は、昼前から都庁前などで学生が中心となって闘争への参加を呼びかけていた。午後3時からは「改憲・戦争阻止!大行進」主催の集会と渋谷デモが圧倒的注目の中で打ち抜かれた。夕方は渋谷駅ハチ公前を実力占拠してのリレーアピール。最後にヘルメットをかぶった女子学生が登場し、「全学連は今から開会式を実力で粉砕するために国立競技場に突っ込みます!」と訴えた。その場にいた多くの人の心を打ち、呼びかけにこたえ実際に会場前に駆け付けた労働者も少なからずあった。
逮捕・流血を恐れず実力闘争で闘いぬいた全学連・青年労働者は時代を動かす確かな手応えをつかんでいる。闘いはまだ始まったばかり。今秋決戦の火蓋が切られた。