機能強化やめろ!地域住民からのメッセージ

週刊『三里塚』02頁(1068号01面06)(2021/07/26)


機能強化やめろ!地域住民からのメッセージ

20時間飛行認めぬ
 騒音下南部住民A

 6月8日に出された上告審、異議申し立て請求の却下という決定は、市東家の後裔(こうえい)として継承した農地を奪い去る強盗団に司法が加担した決定だと思います。
 市東さんの農地の上、ひと様の土地の上に説明もなく滑走路を造ろうとしている輩(やから)こそが愚か者であり、そのうえ司法が加担するならば日本は本当に終わりだと思います。
 コロナ感染症がもたらしたパンデミックはNAAが描く航空需要の願望的予測値を失墜させました。したがって、市東さんの大事な農地をコンクリートで覆い固める必要はまったくありません。また、騒音下住民に向けられた発着回数50万回、飛行時間20時間という想像もつかない劣悪な環境を作り出すことも必要ありません。
 成田空港建設では、三権が分立せず、すべて権力が一体となり市東さんをはじめ騒音下住民たちの生きがいや人権、静穏権を無理やり奪おうとしています。住民を人間扱いしていません。そんな輩の横暴を許してはいけません。断固糾弾しましょう。みなさん、正義を貫きましょう。

NAA・国と闘う
 茨城・騒音下住民

 市東さんの農地を農地法でとることは絶対にあってはならないことです。私の家は農地改革で土地を手放した方ですが、農地法の精神は理解しています。
 国交省・成田国際空港株式会社は、不誠実な対応で、道理が通らないことを平然と行います。
 稲敷市の説明会の時に、異議を唱える人物をにらみつける。私に対してもにらみつけ方がすごかったのですが、千葉県でも同様のことをしているのだろうと思います。
 空港機能強化策において茨城県や稲敷市は住民の騒音被害と向き合わず、やっかい者扱いですが、千葉県の経験を教えていただき、共に不条理・理不尽な成田空港会社・国交省とたたかっていきたいと思います。 

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