全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 京大闘争の進撃やまず 不当弾圧打ち破れ 全学連三里塚現地行動隊 髙田暁典

週刊『三里塚』02頁(1066号02面03)(2021/06/28)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 京大闘争の進撃やまず
 不当弾圧打ち破れ
 全学連三里塚現地行動隊 髙田暁典

(写真 ネギ苗の植え替え【12日】)

(写真 落花生の種まき【21日】)


 ヌカ喜びの勝利に踏み留まることなく、大地に足をつけ、敵と味方、資本家階級と労働者階級との階級関係を広く深く動的に認識し、真の勝利に向かっての試練の過程を一歩一歩前進せねばなりません。
 前回「公安車89―86が消滅した」と書きましたが、野郎どもは毎週火・金の出荷作業時の東峰十字路ローソン駐車場からの監視は止めたものの、月1回の空港周辺一斉行動の日の市東さん宅監視は懲りずにしっかりやっております。誤報をおわびして訂正致します。クラウゼヴィッツ戦争論の「せん滅の思想」を踏まえ、もっと接近して鮮明な顔写真を撮ってツイッターで全世界の労働者人民にさらして二度と立ち上がれないようにすべく頑張ります。
 また前回報じましたキャベツ畑のヨトウムシ(夜盗虫=夜中に天神峰現闘本部や団結街道などを盗んだ成田空港会社みたいな虫)解体・絶滅の闘いはその後勝利的に進展し、膨大なるキャベツ中核育成を実現しましたが、わずか数日手が回らない間に青虫が続々成長して外皮をボロボロにやられてしまいました。中身は小ぶりながらきれいですが外皮の除去に手間がかり出荷困難です。
 このキャベツ中核を眺めながら自らの十数年の活動家生活を反省するに----まずもって団結破壊攻撃に打ち勝ち、闘う団結の核は守り切った。進むべき路線を鮮明にして団結の核は屹立(きつりつ)し、戦いの旗を立てた。徹底的な屹立ぬきに今の地平は無かっただろう。そして今これからはまさに、この一切のあいまいさを排して断固屹立せる団結の核が、そのますます盛んなる闘魂・生命力・活動力をもって、日々無意識のうちに古くなってゆく自らの外皮を日々爆破して、日々新しい気持ちでますます膨大なる労働者人民と結合し、戦いの旗のもとに新しい団結を組織してゆけるかどうかの試練=創造的活動の途上にある----こう思われてなりません。

闘いにつぐ闘い

 さてあらためまして、請求異議裁判の最高裁上告棄却に対する二川隊長による圧倒的戦闘宣言(1面)をわが魂の指針とし、二川隊長の圧倒的指導のもと、「暴力に対しては暴力で」(本紙959号)闘うことをここに宣言いたします。
 憲法の番人ではなく権力の番犬であるところの最高裁の下劣で無内容な上告棄却は、「前進」3199号3面のとおり反基地・反原発闘争つぶしの土地調査規制法の先取りであり、我々はこの攻撃を、土地調査規制法をはじめとする日帝の改憲・戦争国家化の政治に怒る人民との接点拡大を通じ、全国的三里塚勢力の新しい団結拡大に転化せねばなりません。
 上告棄却の論理はあくまで政府―成田空港会社の内輪で通用する論理に過ぎず、政府―成田空港会社による農地強奪という薄汚い反革命政治行為を是とするか否とするかという、労働者人民自身の歴史的政治選択を拘束するものではございません。国鉄労働者1047名が整理解雇されたときに「勝利だ」と断言した中野洋(動労千葉元委員長)精神をもって、確信も新たに三里塚新DVDを手に全国全世界のあらゆる階級闘争に連帯を求め、反動的な安定よりも絶え間ない運動を、運動につぐ運動、活動につぐ活動、闘いにつぐ闘い、蜂起につぐ蜂起に生き続ける中にこそ、全人民の名による農地死守―空港機能強化粉砕―空港廃港、改憲阻止・日帝打倒、反帝国主義・反スターリン主義世界革命、人類解放の活路があります。

この農地を守る

 そもそも追いつめられて生命の危機に瀕しているのは、没落とまらぬアメリカ帝国主義であり、外部の帝国主義包囲網と内部の人民反乱に直面する中国スターリン主義であり、米中対立のはざまで延命策動する日独仏英その他の帝国主義であって、全世界の労働者人民は自信を持って反帝・反スタを闘えば良いのであります。
 追いつめられて凶暴化する日帝は6月21日、京都で革命的学生1名を免状不実記載で逮捕し、各所に家宅捜索しましたが、それで学生処分阻止・撤回の7・7京大集会に向かう京大生―全国学生―全労働者人民の熱意を止めることはできません。
 むしろ弾圧は火に油、全国の戦闘的学生は7・7京大集会を断固成功させ、コロナに乗じた人民統制を打ち破り、さらに帝国主義者と中国スターリン主義官僚の延命のための国威発揚儀式である東京オリンピックを粉砕し、京大実力闘争を基軸にすえて9月全学連大会の100人結集を必ずや実現し、10月三里塚全国集会に100人の学生集団を登場させる予定なのでご注目下さい。
 強奪対象農地はすでに市東さんを中心に、夜明け前から日常的農地死守の実力農業の実践=生命力の対象化として草取りする人、離れの小屋に集まり会議する人、日中援農する我々、24時間ウロウロしているネコ軍団、春に生まれた子ネコ8匹、ネコにえさをやりに来る人、星野文昭さんのお墓まわりの草を刈る人等々、農地に調和する様々な生き物の自然で日常的な生命活動―政治活動―生活の舞台となっております。
 市東さんと団結し、この豊かな農地をますます多くの学生・労働者人民ひとりひとりの生命活動―政治活動―生活の舞台として発展させ、あらゆる方面から成長する闘争と統一された生活の力で政府―警察―成田空港会社ら日本帝国主義権力を食い破り、かじりつくし、打倒しましょう。
 7・11天神峰樫の木まつりに大結集を!

このエントリーをはてなブックマークに追加