団結街道
週刊『三里塚』02頁(1066号01面06)(2021/06/28)
団結街道
ずいぶんと日が長くなってきたと思ったらもう「夏至」だ▼6月の風物詩と言えば、毎年悩みつつ贈る「父の日」、わが故郷・神戸市の花「アジサイ」、市東さんの畑の「桑の実」、千葉の名産「ビワ」「イワシ」「ドジョウ」……比較的好きなものの多い月だが例外もある▼毎年この時期になるとわが家にやってくる「ムカデ」だ。昨年は20㌢超の巨大ムカデに寝込みを襲われ、足を負傷。しかも取り逃がした。今年登場したのは数㌢でややしのびなかったが、本で叩きつぶした▼「ハチ」もやっかいだ。つい先日、現闘の同志の肩に止まったハチをはえ叩きでせん滅しようとしたらブ〜ンと上に逃げた。すると天井近くに張り巡らされたクモの巣に引っかかった。肥え太ったクモが動かなくなったハチにゆっくりと近づく…▼ムカデはクモやゴキブリを食べる「益虫」だ。クモは現闘員の命を危うくしたハチを捕らえた「益虫」で、ハチはもちろん花粉を運ぶ「益虫」だ。虫(ウイルスも)と人類との共存は自然の摂理だ▼ところで、虫を見る度に私の頭の中では「手のひらを太陽に♪」が流れる。アース製薬は東京五輪スポンサーとなりイメージアップと称して殺虫剤を虫ケア用品と言い換えた。平和利用と称して毒ガスを殺虫剤・農薬と言い換えた歴史を彷彿させる。「みんなみんな〜生きているんだ友達なんだ〜♪」に虫は入るが資本家は入らない。東京五輪もろとも粉砕しよう。