第96回一斉行動 相川町長への怒り続々 「貸し出し拒否」撤回せよ
第96回一斉行動
相川町長への怒り続々
「貸し出し拒否」撤回せよ
6月20日、反対同盟と支援連絡会議の仲間は96回目の空港周辺情宣一斉行動に立ち上がった。
この日は、市東孝雄さんの農地強奪を認める最高裁「上告棄却」決定を徹底弾劾し、「市東さんの農地=命を守り抜こう」と7月11日の天神峰樫の木まつりへの参加を呼びかける行動となった。
東峰の萩原富夫さんの司会で朝の打ち合わせ。冒頭、白枡の伊藤信晴さんが相川勝重芝山町長による反対同盟への会場貸し出し拒否問題(別掲)について町の弁明書への反論書を提出したことを報告した。7月半ば以降に開かれる口頭意見陳述などの場を利用して、さらに町を追いつめ、貸し出し拒否の撤回を勝ち取るまで闘う決意を語った。
打ち合わせを終えた参加者は、用意された反対同盟ニュース第91号と完成した新DVDを手に担当地域へと繰り出した。
前夜からの大雨も昼前には上がり、じゃがいもの出荷作業を行う農家が多くあった。多くの住民から「東京は感染者が再び1000人を超えるだろう」と政府のコロナ対応と東京五輪強行への怒りが語られた。
故萩原進反対同盟事務局次長の同級生は、「地域住民の声」の欄で茨城県稲敷市住民の声が取り上げられているのを見て、「自分の友人も本当に騒音がひどいと言っていた」と共感を寄せた。
相川が厚顔無恥にも反対同盟への会場貸し出し拒否の根拠に「議場乱入」事件を持ち出したことに、「議場乱入は相川らがやったことだ」「自分がやったことを忘れて町長やっていていいのか」「相川も多選反対で立候補したのでは」「相川は町民の意見をぜんぜん聞かない」など多くの声が寄せられた。
市東さんへの上告棄却決定が出たことについては、「農家は畑をつくってなんぼ。それを取り上げようなんてことはやったらダメ」と。
これまでに何度も署名に協力してくれている住民からは、「市東さんは元気かい」「農地はそれで生活しているんだから命なんだから取り上げたらダメだ」
また、支援連の仲間に、「お金ももらわずよくやってる。これからもよろしくね」とお茶とパンの差し入れ。樫の木まつりに参加したいという住民も。
夕方、ふたたび離れに集まった仲間は一日の集約を行った。最後に市東さんが、「動きからするとオリンピックが終わってからが本番だ。今はお互いに我慢しているような状況。同盟ニュースは本当のことを書いてあるから、住民が知らない情報が入る。今は地道にやるしかないと思う。今日はお疲れさまでした」と締めくくった。次回、行動日は7月18日。
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会場貸し出し拒否問題とは
相川町長は4月20日付の弁明書の中で、反対同盟が会場貸し出し申請をしたときには一言も触れていなかった二つの事件を持ち出してきた。
一つは、「1984年3月定例議会での議場乱入」。もう一つは、2017年の第3回芝山町議会臨時会での(反対同盟の)「関係者と思われる人物」による「偽名での傍聴」というものだ。
前者は、芝山町議会で「二期促進決議」が上げられようとしたことに対し、当時町議会議員だった相川と石毛博道が石井新二らと共謀して引き起こした事件だ。反対同盟からは議員だった鈴木幸司さんを除き、誰一人議場に入れなかった。自らが引き起こした事件を反対同盟が行ったかのようにして会場貸し出しの拒否理由にする厚顔無恥な態度は絶対に許せない。
後者も、反対同盟への悪質な言いがかりだ。反対同盟がこれから開く集会と4年前の臨時会に何の関係があるというのか。そもそも「関係者」が反対同盟の主催する集会で偽名を使う必要はまったくない。貸し出し拒否は撤回以外にない。