全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 不当処分撤回せよ 京大連帯集会に参加 全学連三里塚現地行動隊長 二川 光
週刊『三里塚』02頁(1065号02面02)(2021/06/14)
全学連三里塚現地行動隊日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
不当処分撤回せよ
京大連帯集会に参加
全学連三里塚現地行動隊長 二川 光
(写真 6・6新宿大行進を牽引する全学連のデモ隊)
初夏を迎え、街路樹の緑もますます青々としてきた6月上旬、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。梅雨入りが近づくにつれ、畑では体感的に湿度も温度も上がって服が汗ばみ、農作業が大変な時期に入りました。萩原さんや市東さんの畑では5月いっぱいでサツマイモのビニールマルチを張る作業は終わり、次の行程に入りました。市東さんの畑ではトラクターを使ってキタアカリという品種のジャガイモを収穫しています。今後の予定では市東さんの玉ねぎを早めにとって、葉っぱに埋もれる前に畑で乾かし、美味しい玉ねぎに仕上げていく予定です。今年は例年よりも暖かさが早く、畑では葉物野菜を中心にどんどん成長しているのを実感しています。ぜひ三里塚の野菜を食べてこれから始まる本格的な暑さに負けない体を作っていきましょう。
5月29日に都内で開かれた首都圏・京大連帯集会に参加しました。参加者全員が京都大学当局による学生処分に反撃していくことを誓い合う場となりました。
現在、京都大学では2016年以降、大学当局による学生処分が一方的に強行され、現時点でけん責処分や無期停学、退学処分含め、学生が見せしめの不当処分を受けています。そして今年の2月には新たに学生を呼び出して、処分に向けた状況が作られようとしています。集会が進むにつれ参加者全員が、当局がなぜ処分を乱発するのかをはっきりとつかみました。「声を上げた学生に対する処分や呼び出しは、申し立てそのものを黙殺するのみならず、彼らを『被処分者』として他の学生から分断して見せしめを行い、もって全ての学生の声を封じる目的で行われている」これは7月7日に京都大学で行われる処分撤回・阻止集会の趣旨文で書かれている処分の本質の部分です。大学が学生を処分する状況をひっくり返すために多くの学生が京都大学に駆け付ける必要があります。
これは京都大学における学生処分に限ったことではありません。この三里塚でも同じ状況となっています。現在、三里塚では強制執行を止める請求異議裁判が最高裁に移り、上告審として現在闘われています。反対同盟・市東孝雄さんの農地は4月1日以降、いつでも強制執行ができる状況になっており、座り込み体制を組んで闘っています。この座り込み体制と同時に最高裁に向けての署名を呼びかけ1543筆(6月7日現在)もの署名が集まっています。さらに新たなDVDもできました。三里塚の歴史や請求異議裁判についてのわかりやすい映像です。国策に反対する農民を見せしめにしようとする違法・無法な国の在り方に怒りの声が集まっています。
7月11日に行われる樫の木まつりに集まり、市東さんの農地を守りぬきましょう!