三里塚営農だより 萩原さん宅 ジャガイモの芽「介錯」
週刊『三里塚』02頁(1061号02面06)(2021/04/12)
三里塚営農だより
萩原さん宅
ジャガイモの芽「介錯」
(写真 マルチシートにジャガイモを植えるための穴を開ける作業を行う萩原富夫さん【2月23日】)
3月14、17日に里芋出しをしました。畑の一角に掘られた幅・深さ約1㍍の溝の中に貯蔵された里芋の発掘作業です。寒さと乾燥に弱い里芋は土・シート・ゴザ・ワラに守られ冬を越しました。
日ごとに暖かくなり葉物はどんどん大きくなります。箱からはみ出るホウレン草は出荷できません。萩原さんのカラシ菜の漬物は最高においしく、ずっと食べたかったですが終了しました。小松菜も菜花として出荷してそろそろ終わり。ネギと葉玉ネギは週2回、新聞紙で包むたびに成長を実感できます。
これから夏に向けて、トウモロコシの種をまき、人参まわりの草を取り、ジャガイモの芽を介錯し(シートにかかって穴から出られないでいる芽を助けること)、作物自身のもつ生命力が正しく発揮されるように働きかけています。安心安全の産直野菜をぜひ。