一斉行動 相川町長への批判続出 「機能強化反対」は住民の声
一斉行動
相川町長への批判続出
「機能強化反対」は住民の声
3月20日、三里塚反対同盟と支援連の仲間は第93回空港周辺情宣一斉行動を闘った。(写真)
この日は、目前に迫った3・28芝山現地闘争への参加を周辺住民に呼びかける行動となった。
相川勝重芝山町長は、反対同盟が申請した芝山文化センターなどの会場の貸し出しを拒否し、機能強化反対の声を押しつぶそうとしている。それに対して反対同盟は、申入書を提出。さらに行政不服審査法にもとづき使用承諾申請却下の処分取り消しを求める審査請求を行った(本紙前号)。 今回配布した反対同盟ニュース第88号には申入書の全文を掲載。さらに、海外からの客を泊めるホテルの客室がひっ迫しているとの厚生労働省からの報告を受け、国交省は、「国際線1便を100人以下に」と国内の航空会社に要請したことを取り上げている。検疫体制も含め破綻的状況だが、感染力は増し、ワクチンの効果が減じるとされる変異株が国内で流行し始めている。
「オリンピックや機能強化に使う金があるなら、医療や労働者の生活補償に回せ!」の訴えが、空港関連で働く労働者をはじめ空港周辺住民に最も響くことを確信し、それぞれがニュースを携え担当地域へと繰り出した。
住民からは、「賛成だろうが反対だろうが空いていれば会場を貸すのが当然」「相川は空港や役場の職員を自分勝手に使っている。あまりにも長い多選の弊害が出ている」「反対派の親方だったのにふざけている」など相川町長への怒りが続出した。
さらに、「飛んでるのは貨物機ばかり。旅客は元には戻らないだろう」「昔のように静か。機能強化は反対。このままでいい」と機能強化反対を表明する住民も増えている。空港に勤めている人からは、「今後いつ仕事ができるかわからない。国の政策が悪いと言う仲間も多い」といった声が寄せられた。
また、敷地内移転対象の住民からは「借金しなければ移転できそうもない」と不安と怒り。騒音移転地区の住民は「ここから出るつもりはないし、空港会社も何も言ってこない」と。
最高裁へと闘いの場を移した市東さん農地決戦についても、「市東さんの農地取り上げはダメ」「応援している」とこの日だけで2桁を超える最高裁署名が寄せられた。 次回は4月18日。