ピンスポット 東海第二原発に差し止め判決 「避難計画不十分」 常磐線停止署名集めよう
週刊『三里塚』02頁(1061号01面05)(2021/04/12)
ピンスポット
東海第二原発に差し止め判決
「避難計画不十分」
常磐線停止署名集めよう
3月18日、東海第二原発の運転差し止めを求めた住民訴訟で、水戸地裁は、原発30㌔圏内の自治体で避難計画が策定されたのが5市町にとどまり、避難計画が不十分であるとして、日本原子力発電に運転を差し止めるよう言い渡した。
2月13日には東日本大震災の余震と見られる最大震度6強の地震が発生。福島第一原発の1号機、3号機の格納容器の水位が低下している。3・11から10年経った今も原発事故の危機と隣り合わせの状況は変わらない。
にもかかわらず、四国電力伊方原発3号機の運転を差し止めた昨年1月の広島高裁の仮処分決定を不服として四電が申し立てた異議審で同高裁は18日、仮処分を取り消す決定を出している。
原発をなくすことができるか否かは、社会的・階級的な力関係にかかっている。労働組合の果たす役割が決定的だ。
福島第一原発から約3㌔しか離れていない帰還困難区域に列車を走らせる暴挙を許さず、水戸線ワンマン運転反対を貫く動労水戸と共に闘おう(写真)。茨城県労組交流センターが呼びかける「帰還困難区域での常磐線の運航停止を求める署名」を集めよう。