婦人デーでの訴え 女性には力がある 婦人行動隊 宮本麻子さん

週刊『三里塚』02頁(1060号02面03)(2021/03/22)


婦人デーでの訴え
 女性には力がある
 婦人行動隊 宮本麻子さん

(写真 宮本麻子さんが新宿で訴え)

 元オリンピック組織委員会会長森喜朗の女性差別発言は許せません。「女性が入ると話が長くなる」=「女は黙っていろ、意見を言うな」ということ。この発言に対して多くの人が怒りを表明し、海外からも多くの批判がありました。当然です。しかし、これが日本の支配階級の意識なのです。差別主義者で戦争・改憲に向かう菅政権は許せません。皆にはステイホームと言って自分たちは高額会食をしている。防衛費やオリンピックはやめて、コロナ禍で苦しむ女性、子どもにこそ国の予算を使うべきではありませんか。
 今コロナ下で多くの女性が、非正規や派遣で働いていて職を失い、収入が減ってしまった。家賃が支払えず、住む場所を失う。子どもの世話や介護のこと、DVの相談も前年の1・5倍、自殺者に関しては前年の8割増です。皆悩みながら、現状を変えていきたいと考えています。女性には力があります。
 今コロナ情勢で空港需要は激減、海外からも旅行客は来ません。空港は無用の長物と化しています。空港拡張のため敷地内農民・市東孝雄さんの農地を取り上げる必要などどこにもないのです。しかし裁判所は、国・空港会社の側に立ち、農地を強制収用する判決を出しています。許せません。食料自給率が低下する中、農業は食料生産は、私たちの生命維持に欠かせない生業です。市東さんの農地を何としても守りぬきたい。農地取り上げの強制執行を許さない最高裁署名にぜひご協力をお願いします。
 3月28日は第3滑走路粉砕、戦争・改憲の菅政権打倒の芝山現地闘争を開催します。ぜひご参加ください。
 一握りの富める者と多くの貧困者を作り出す資本主義、弱肉強食で差別を作り出し、その上にこそ成り立っている資本主義、今こそ変えていきましょう。インド、ミャンマー、イタリア、アメリカ、韓国、中国、ロシア等々、世界各国で圧政に対し人々が立ち上がっています。日本の私たちも、女性の誇りをもって共に立ち上がりましょう。社会を変えるため、一緒に闘いましょう。
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