三里塚営農だより
　市東さん宅
　正月野菜詰め合わせ

　寒波到来の年末、請求異議控訴審闘争と正月野菜セットの出荷をやりきって、安堵（あんど）の息をつきました。８月の日照りで里芋・八頭に傷みが多く、こしらえるのにとても手間取りました。２年続きで苦戦した小松菜、ほうれん草がよく育ってくれたのは何よりでした。
　市東さんでは正月野菜終了の翌28日に、もう１日大事な仕事が残っています。「来年も野菜を送れるよう、この畑を守ります」の一言を添えて、２箱ずつ10セットの野菜を詰め合わせるのです。萩原さんでも送ったり車で届けたりと、野菜を通したお付き合いを大事にしています。
　実は16日、市東・萩原両家の援農の中心を担っている現闘員が入院しました。学生諸君と前進社のみなさんが交替で応援に駆けつけてくれて、何とか正月野菜の出荷を全うできました。彼がこのコラムを担当しているため急きょの代役です。幸い軽い脳出血から生還して、リハビリを始めています。彼の飾らないほのぼのとした語り口が週三で復活するのをお待ち下さい。