横田基地撤去せよ 事故続発に怒りのデモ

週刊『三里塚』02頁(1053号01面05)(2020/12/14)


横田基地撤去せよ
 事故続発に怒りのデモ

(写真 横田基地に迫るデモ行進に出発【12月6日】)

(写真 発言に立つ伊藤信晴さん)


 12月6日、東京・福生市内で「落下物事故を許さない オスプレイいらない 基地を撤去しろ 横田デモ」が闘われ、80人が集まった。
 デモに先立ち、三多摩実行委員会の青年労働者が主催者あいさつを行った。米軍機の飛行回数は今年になって増加し、今世紀最多に、部品落下の事故も6〜7月で3回も起きていることを怒りを込めて暴露。発がん性のある泡消火剤の有機フッ素化合物の流出問題、横田基地内のコロナ感染者の広がりとその隠ぺいを弾劾し、「労働組合が地域住民と共に声を上げよう」と訴えた。
 横田・基地被害をなくす会副代表の福本道夫さんは、「合意事項であるはずの22時以降の訓練を米軍も自衛隊も行っている」と、横田が実戦を想定した訓練の基地に変わっていることに警鐘を鳴らした。
 三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さんは、コロナ情勢で労働者に犠牲を強いる菅政権を弾劾し、市東さんの農地を守ろうと12・17東京高裁への結集を呼びかけた。
 羽田新ルート都心低空飛行に反対する住民、戦争に向けた動きと大学で闘う全学連の発言の後、横田基地に肉薄するデモに力強く出発。多くの住民が注目し支持の声を寄せた。

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