大地の響き 投稿コーナー A君奪還し三里塚へ♪ 三多摩 新井佳世子

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週刊『三里塚』02頁(1052号02面08)(2020/11/23)


大地の響き 投稿コーナー
 A君奪還し三里塚へ♪
 三多摩 新井佳世子

(写真 食べる風邪薬=春菊の収穫を南台農地でお手伝い【13日】)

 11月1日に開催された労働者集会のあとのデモで、デモ隊に突入してきた右翼に抵抗した青年労働者が不当逮捕されました。
 右翼と警察が一体となったこの弾圧を私は絶対に許すことができず「絶対に10日間で出す!!」と決意して休みの日はすべて築地署に行って宣伝カーのマイクから全国の仲間のメッセージをA君に届け、権力を弾劾しました。
 A君の築地署内での完全黙秘・非転向の闘いと外の闘いが一体となって11月12日に奪還されました。最高に嬉しかったです!!
 そんな晴れ晴れとした気持ちで翌日三里塚へ行きました。広い大地と青い空。はるかに少ない騒音にすがすがしさを感じながら農作業を満喫しました。コロナが流行してからはなかなか来れなかったので懐かしかったです。みなさんお変わりなく安心しました。
 この日、初めて管理機という耕運機を動かしました。簡単に操作されているように見えますが、機械音痴な私は機械ごと倒れそうになりました。またねぎ畑の雑草取りは誰でもできる単純作業ですが、腰への負担が重く農家のご苦労を垣間見ました。
 市東さんの天神峰の畑には所々に1本ずつ竹が生えています。簡単に引っこ抜けそうな細さですが絶対に抜けません。それは地下で竹藪から根っこが繋(つな)がっているからだそうです。その竹を見ながら労働運動みたいだなと思いました。職場ではひとりでも仲間と根っこで繋がっているから絶対に負けない!! と…。
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