全学連三里塚 現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 中曽根の「国葬」弾劾 厳戒破り抗議行動 全学連三里塚現地行動隊 二川光

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週刊『三里塚』02頁(1050号02面02)(2020/10/26)


全学連三里塚 現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 中曽根の「国葬」弾劾
 厳戒破り抗議行動
 全学連三里塚現地行動隊 二川光

(写真 中曽根康弘の顔が描かれたボードを歴史のクズかごに放り込む全学連三里塚行動隊【17日】)


 10月17日に昼から、Good-bye中曽根実行委員会の主催で、昨年の11月29日に101歳で死んだ元首相の中曽根康弘の「国葬」を弾劾する行動を行いました。
 中曽根康弘の「国葬」弾劾行動では、JR品川駅高輪口でスピーチリレーを行いました。中曽根は戦時中は海軍将校として軍隊慰安所の設置に積極的に関わり、戦後は初代原子力委員会委員長として原発建設の先鞭をつけた人物です。首相任期中には国鉄分割・民営化を強行し、労働組合を弱体化、後に派遣労働者が増える原因を作った人物でもあります。三里塚でも成田空港の2期着工を強行した張本人です。
 当日、グランドプリンスホテル新高輪周辺は異様な状況でした。ホテル入り口までの道のりを自衛隊が警護している様子がツイッターに挙げられ、一切のデモや集会すら許さない厳戒態勢でした。この国葬に1億円以上の国税が使われていることに怒り、全学連の学生や青年労働者が次々と発言しました。「労働者の敵 中曽根の葬式に税金出すな」「葬式も民営化しろ」などと書かれた自作のプラカードを出す参加者も登場しました。
 シュプレヒコールを行った後、参加者全員で「歴史のクズカゴ」と書かれた米袋に中曽根の顔を印刷した紙を投げ入れ、昼の行動が終了しました。
 その後、夕方からは渋谷駅のハチ公前に集まり全学連の呼びかける「学費減免ストリートデモ」の「東西統一行動EAST」が始まり、渋谷駅ハチ公前広場で街頭アピールを行いました。その後、神宮通公園に集まって「学費を減らせ!学籍を返せ!」と訴えて井の頭通りをデモ行進しました。同日、沖縄でも沖大学生自治会の赤嶺知晃くんが沖縄県庁前で連帯行動を行っています。翌日には京都で「東西統一行動WEST」として、京都大学・全学自治会同学会の主催で夕方から三条大橋に集まり京都河原町通りをデモ行進。
 菅政権は中曽根の国葬に際し、全国の国立大学に文科省を通じて弔意表明を要請し、全国の56大学が弔旗・半旗掲揚したと報道しました。中曽根の国葬をキッカケに教育現場から国家に忠誠を誓わせようとしています。この状況に対し、85年に国鉄分割・民営化に反対してストライキを打った動労千葉や全国の闘う労働組合が職場から声を上げようと訴える集会が11・1労働集会です。日比谷野音へ!

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