この地を絶対に守る 判決翌日 天神峰で早朝行動

週刊『三里塚』02頁(1046号01面03)(2020/08/24)


この地を絶対に守る
 判決翌日 天神峰で早朝行動

(写真 「強制収用実力阻止」の看板前で闘魂を示す【8月25日 成田市天神峰】)

 新やぐら裁判での不当判決の翌朝午前7時、成田市天神峰の市東さん宅中庭に反対同盟と支援連の仲間が集まり、改めてこの地を守る決意を示す早朝行動が行われた。
 冒頭、決戦本部長の太郎良陽一さんが、「仮執行宣言を付けられなかったのは『強制執行来るなら来い』と現地での闘いを構えつつ、反対同盟と弁護団、支援の団結の力で裁判闘争を迫力をもってやり切ったからだ。今後もこの団結を崩すことなく協力して闘おう」と呼びかけた。
 続いて、事務局の伊藤信晴さんが「内田裁判長は農地の転用の問題にしてもコロナの問題にしても一切われわれの意見を聞くことなく空港会社の言いなりの訴訟指揮で判決を下したが、仮執行宣言を付けられなかったところに、この裁判の不正義性が露呈している。反対同盟・支援が一丸となった姿に圧倒されているからだ」と述べた。
 その後、支援連の仲間からもそれぞれ決意が語られた。
 「市東さんの農地をめぐる3つの裁判を一体で闘おう。追い詰められているのは空港会社だ」「今朝の新聞でNAAの田村社長は誘導路を直線化すると宣言している。国もNAAもあきらめたわけではない。現地での闘いを強化しつつ、全体の力を結集して闘おう」「仮執行宣言を付けることができなかったのは裁判闘争と現地攻防をきちんとやってきた成果だ。われわれが闘う姿勢を崩さなければ勝てる」
 最後に、旧小見川県道沿いにある「強制収用実力阻止/第3滑走路粉砕」と大書された看板の前で写真撮影し、農地死守で闘う闘志を示した。
このエントリーをはてなブックマークに追加