ピンスポット 周辺住民40人が対国交省交渉 機能強化撤回せよ 騒音・落下物を徹底追及
週刊『三里塚』02頁(1045号01面04)(2020/08/10)
ピンスポット
周辺住民40人が対国交省交渉
機能強化撤回せよ
騒音・落下物を徹底追及
(写真 国交省を追及する周辺住民【7月27日】)
7月27日、成田空港の騒音下住民らが上京し、参院議員会館で国土交通省との第2回行政交渉を行った。
空港南部の芝山町、横芝光町、空港北側の成田市、稲敷市(リモート参加)、羽田の都心上空新飛行ルートに反対する住民ら約40人が参加した。
住民らは映像とスライドを用い、航空機からの騒音や落下物で生活と安全が脅かされている現状を切々と訴えた。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大で航空需要が蒸発し機能強化の必要性はなくなったと、白紙撤回を強く求めた。
他方、国交省の担当者は質問にまともに答えず、「中長期的には需要は回復するし、回復させないといけない」「少子高齢化の中で活力が必要」「機能強化、用地買収は計画通り進める」などと述べ、住民らの激しい怒りを買った。