強制執行阻止!市東さんの農地を守れ 7・12天神峰樫の木まつりへ 破綻した成田空港に追撃を 世界の激動に呼応し立ち上がろう

週刊『三里塚』02頁(1042号01面01)(2020/06/22)


強制執行阻止!市東さんの農地を守れ
 7・12天神峰樫の木まつりへ
 破綻した成田空港に追撃を
 世界の激動に呼応し立ち上がろう

(写真 一昨年の第2回樫の木まつり【南台農地】)


 三里塚芝山連合空港反対同盟が呼びかける7・12第3回天神峰・樫の木まつりに駆けつけよう。米ミネソタ州から始まったデモが全世界に波及している。差別・抑圧、貧困・格差、気候変動、相次ぐ自然災害、新型肺炎パンデミック......あらゆる不平等や災厄の根本原因が資本主義にあることに多くの人に気づき階級支配を打ち破る行動に立ち始めている。三里塚闘争が体現してきた実力闘争の思想と闘いを今こそ復権し、労農学連帯の力で社会を根本から作り替えよう。

 三里塚闘争は、日本革命の現実性を体現する先頭に立ち続けてきた。
 核心的には動労千葉と反対同盟が鉄路と農地を武器に団結し、国家権力と真正面からぶつかってなお潰されずに意気軒高と闘い続けている点にその勝利性が示されている。労働者と農民が資本による分断をぶち破って団結できることを証明し続けているのだ。
 その結果、第一級の国策である成田空港は今も完成せず、逆にB滑走路はついに閉鎖に追い込まれた。
 資本の利潤獲得、帝国主義による市場・資源の獲得のために「より遠くに、より速く、より大量に」物や人を運ぶ手段の一つとしての航空産業の育成と巨大空港建設はなくてはならないものだ。同時に、羽田空港が米軍機のチャーター機で手狭となったことから成田への空港建設が持ち上がったことにみられるように、空港建設は軍事的要請としてもあった。
 この間の新型コロナウイルスの感染拡大という現実は、「遠くに速く大量に」という資本の論理が、自然環境を後戻りのできないところまで破壊し、感染拡大の大きな要因にもなっていることをはっきりさせた。
 反対同盟農民は、「農民の営農と生存を奪って何が経済発展か! 軍事空港建設は絶対反対」と「農地死守・実力闘争」の原則をうち立て、労働者、農民、学生、市民の広範な怒りと闘いを結びつけ帝国主義の支配を破綻に追い込んできた。
 安倍の進める改憲・戦争への道も、反対同盟と動労千葉の強固な労農連帯を軸にした三里塚闘争を解体することなしには空論だった。改憲・戦争を阻む反戦・反権力の砦が三里塚だ。
 だからこそ、政府・資本は沖縄・福島をはじめ階級支配の破綻点・攻防点で「三里塚のようにしてはならない」と叫んできた。
 今コロナ情勢下で、第3滑走路建設計画が破綻したにもかかわらず、再び農地強奪・三里塚闘争破壊の攻撃が激化していることは、敵のあせりと悲鳴であり、勝利の時が近いことを告げ知らせている。市東さんの農地強奪強制執行阻止・空港機能強化粉砕の闘いを、時代の最前線へと押し上げよう。
 農民としての生き方を貫き、金や暴力による恫喝に微動だにせず、3代続く農地を耕し続ける市東さんはじめ反対同盟と固く団結しよう。
 時代変革を求めて闘う青年・学生と共に、7月12日、成田市天神峰の農地に立ち三里塚の新たな発展を勝ちとろう。

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400万円カンパ集めよう
〈郵便振替〉
 00130―0―562987 三里塚芝山連合空港反対同盟
〈銀行口座〉
 みずほ銀行成田支店 普通預金 2074135 イトウノブハル

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第3回・天神峰樫の木まつり
 7月12日(日)午後0時30分
 市東さんの南台農地集合
 1時デモ出発 1時30分交流会

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