ピンスポット
　黒人虐殺への怒りが拡大
　全米で抗議とデモ
　差別の元凶はトランプ政権

　米中西部ミネソタ州で白人警官の暴行によって黒人男性ジョージ・フロイドさんが死亡した事件に抗議するデモが、全米１４０都市に拡大している。
　５月31日には　ホワイトハウス周辺でも「沈黙は新たな暴力を招く」などのプラカードが掲げたデモが行われ、数千人の参加者が「黒人の命は大切だ」と一斉に叫んだ。
　さらに、所得や人種による命の格差が新型肺炎の感染拡大の中で浮き彫りになる中、「家賃を減免しろ」「金持ちを追い出せ」のプラカードも。怒りの矛先が自らに向けられていることを自覚する米トランプ大統領は、地下室に一時的に退避した。
　デモを「国内テロ」「悪党」とののしり、「略奪が始まれば発砲が始まる」「デモ制圧に連邦軍を動員する」と宣言するトランプを許すな。