ピンスポット 外国人収容者全員解放を 東京入管包囲デモ いますぐ自由に、命を守れ
週刊『三里塚』02頁(1039号01面05)(2020/05/11)
ピンスポット
外国人収容者全員解放を
東京入管包囲デモ
いますぐ自由に、命を守れ
4月25日、外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会が呼びかけた東京入管(東京出入国在留管理局)包囲デモに150人が集まった。
東京五輪に向けた治安管理強化の一環として仮放免許可が激減し、期限のない長期収容が被収容者を苦しめてきた。そこにコロナ事態が襲いかかっている。いまだ全国の収容施設には千人を超える外国人が閉じ込められている。全被収容者を今すぐ解放すべきだ。
午後2時半、品川駅港南口からデモが出発した。(写真)
「入管は全収容者を解放しろ! 家族を返せ! 家族に返せ!」
被収容者たちが上から歓声で迎えた。
デモ後、牛久入管収容所問題を考える会の田中喜美子さんが、「4月27日からの領事官、弁護士以外の面会禁止はまったくひどい。団結しましょう」と呼びかけた。
動労千葉の田中康宏顧問は「収容所からの叫び声を聞くたびに、日本の民主主義が偽善・うそであると思い知る。コロナ感染症は、競争原理で医療も雇用も社会すべてが破壊されたこの現実がどれほど非人間的かを示した。収容所の仲間たちと共に立ち上がろう」と訴えた。