ピンスポット 狭山56年 「石川一雄さんは無実だ!」 東京高裁包囲デモ 全国水平同盟先頭に160人
週刊『三里塚』02頁(1037号01面05)(2020/04/13)
ピンスポット
狭山56年 「石川一雄さんは無実だ!」
東京高裁包囲デモ
全国水平同盟先頭に160人
3月22日、全国水平同盟と部落解放東日本共闘会議が呼びかける東京高裁包囲3・22狭山中央闘争が行われ、全国水平同盟の仲間をはじめ、全国から160人が駆けつけた。(写真)
三里塚現闘と全学連現地行動隊も参加し、ともに声を上げた。 狭山事件から56年、国家権力によって殺人罪をデッチあげられた石川一雄さんが再審無罪をかちとる闘いは重要な局面を迎えている。石川さんは現在、下山鑑定によって、有罪の証拠とされた「被害者の万年筆」が偽物であるという、再審を開始すべき「新規かつ明白な証拠」を裁判所に突き付けて闘っている。一方で、担当裁判長である後藤眞理子裁判長は今年6月に退官を控え、証拠調べをしないまま逃げ切りを図ろうとしているのだ。このぎりぎりとした状況の中で、石川さんは今年1月1日、「権力の犯罪暴いた万年筆 許せぬ怒りは法廷の場で」というメッセージを発している。
東京・日比谷公園霞門前に集まった仲間は打ち合わせを行い、デモに出発。コールが霞が関に響き渡ると、周辺を通りがかった人々は大注目し、コールに合わせて拳を突き上げる人も現れた。