北総の空の下で 自粛ドミノに抗し 周辺一斉行動
週刊『三里塚』02頁(1036号02面06)(2020/03/23)
北総の空の下で
自粛ドミノに抗し
周辺一斉行動
15日、一斉行動で周辺を回りました。新型コロナの話題は出ましたがマスクを付けている人は無く、いつもの日常の中で沈丁花が香り菜の花やこぶしが咲いている田舎の春にホッと一息つきました。
今やテレビニュースは、人々の不安を煽るようにいつどこで新たな感染者が出たと速報し、人混みではうかつに咳やくしゃみもできません。潜伏期間が長く風邪などの症状と見分けにくいため、自覚なしに移したり移されたりするかもしれないストレスで、人間関係がギスギスしてきます。神経質とは程遠い私のような人間でも、人込みの中では見えないウイルスの圧力を感じるのですから……。
新聞を読んでいると「同調圧力」「自粛ドミノ」なる言葉も目に付くようになりました。先の見えない不安が冷静な判断を鈍らせて、気持ちまで萎縮してしまう事態に危機感を感じます。震災9年目の3・11福島集会は、入場時のマスク交換と手の消毒を徹底した上で開催しました。成田市は、ひとまず16日から学校の再開を決めています。自粛ドミノを止めましょう。
災害などの突発事態が起きると、弱いところにしわ寄せがいくのはいつも同じです。皆の力を結集して解雇、給料未払いなどに立ち向かいましょう。
この期に及んでもオリンピック開催に固執する安倍政権に引導を渡しましょう。
3月29日、三里塚全国総決起集会にお集まりください。桜吹雪︵?︶の中をデモしましょう。
北里一枝