ピンスポット 第9次横田控訴審で不当判決 「夜間飛行許すな」 基地反対40年の闘いに感動
週刊『三里塚』02頁(1033号01面05)(2020/02/10)
ピンスポット
第9次横田控訴審で不当判決
「夜間飛行許すな」
基地反対40年の闘いに感動
1月23日に東京高裁で開かれた第9次横田基地公害訴訟の判決法廷を傍聴しました。
この訴訟は、横田基地周辺住民が騒音被害の賠償や米軍機と自衛隊機の夜間・早朝の飛行差し止めを国に求めるものです。
高裁が出した判決は、飛行差し止めも将来の被害への賠償も認めない不当なもので、絶対に許せません。(写真)
裁判自体は10分ほどで終わりましたが、当日は三桁を数える人たちが集まり、傍聴席を埋めました。その後に行われた報告集会がとても感動的でした。まず、この裁判に沖縄や広島、神奈川など、全国で闘われている同様の訴訟を闘う原告の方々が駆けつけたことです。私は、このような米軍基地との闘いが40年以上闘われているということには驚きました。三里塚闘争のような長い闘いに取り組み続けている人がこれだけいるということにすごく励まされます。
原告団はすぐさま上告を決め、上告後の闘いも見据えて闘いを始めています。私もオスプレイ配備や騒音などの基地問題の学習を深め、連帯を強めていきたいと感じました。
(杉並区議会議員・洞口朋子)