2・16国鉄集会に集まろう 分割・民営化―不当解雇から33年 「労組なき社会」に大反撃の時だ

週刊『三里塚』02頁(1033号01面02)(2020/02/10)


2・16国鉄集会に集まろう
 分割・民営化―不当解雇から33年
 「労組なき社会」に大反撃の時だ

(写真 動労総連合が中央労働委員会前で国鉄解雇撤回を訴える宣伝行動に立った【1月31日 東京・港区】)

関生支部弾圧を粉砕しよう

 2月16日、国鉄分割・民営化による不当解雇から33年を迎えます。私たちは2・16国鉄集会を、国鉄・関生を焦点とした「労組なき社会」攻撃に対する反撃の出発として、すべての仲間の結集を訴えます。
 動労千葉、動労総連合は一貫して国鉄1047名解雇撤回を貫いて闘ってきました。それは国鉄分割・民営化が戦後最大の労組解体攻撃であり、全労働者の団結と権利、雇用を破壊する攻撃だったからです。そして、労働運動解体を通して改憲・戦争を実現するためのものだったからです。安倍政権の改憲攻撃を絶対に阻止するためにも、改めて国鉄1047名解雇撤回に向けて全力で闘う決意です。
 JRの職場では、この国鉄分割・民営化に率先協力した東労組まで解体し、労働組合の存在そのものを一掃しようという攻撃が吹き荒れています。すでに東労組の分裂から、解体攻撃が新たな段階に進行する情勢に入っています。
 全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部には、まるで労働組合が禁止されていた戦前かのような歴史的な大弾圧がかけられています。ストライキが「威力業務妨害」に、団体交渉が「恐喝・強要」にとでっち上げられ、延べ89人が逮捕されているのです。労働組合の存在そのものを否定する、改憲情勢下における労組解体攻撃です。
 この2つの闘いは、すべての労働者の権利と未来のかかった重大な決戦です。JRと関生支部で労働組合解体を貫徹し、社会全体を「労組なき社会」に一変させる攻撃だからです。労働組合がつぶされたとき、改憲・戦争が現実のものになる。だからこそ、私たちはこの決戦の勝利のために全力を尽くして闘います。

運転士・車掌廃止を許すな

 JRの職場では、運転士・車掌の職名廃止や鉄道業務の別会社化攻撃がかけられています。今こそ労働者のために労働組合が必要な状況です。しかし、東労組内部では組合員の思いとはまったく関係ないところで、財産の取り合いが行われている。これに対して、動労千葉は「断固とした反撃に立つ」と宣言し、職場の仲間たちへの訴えを発しました。
 関生支部は激しい弾圧に屈することなく闘いぬいています。そして、労働委員会における勝利などを通して力関係を転換し、反転攻勢に打って出ています。弾圧を粉砕して関生支部を守り抜くために、ともに最後まで闘いぬく決意です。
 2・16集会をその反撃の出発点として成功させたい。多くの仲間の2・16集会への結集を心より訴えます。
(国鉄闘争全国運動事務局 片峯潤一)

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国鉄分割・民営化による不当解雇から33年
2・16国鉄集会
 2月16日(日)午後3時開会(開場2時30分)
 呼びかけ/国鉄闘争全国運動
 東京・葛西区民館ホール(東京都江戸川区中葛西3-10-1 東京メトロ東西線「葛西駅」徒歩5分)

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