団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1029号01面06)(2019/12/09)


団結街道


 先日、久しぶりにショッピングモールに行くと、ジングルベルが流れ、クリスマス商戦が闘われていた。気づけば今年も12月▼流行語大賞は「ONE TEAM」だそうだが、そんなに流行っていたのか甚だ疑問だ。何となく「階級融和」を醸(かも)し出す匂いが鼻につく。同じラグビーなら「ジャッカル」や「オフロードパス」の方がよっぽど耳にした気がする。いや、最も目にしたのはどう考えても「スクラム」だったような……▼ところで、何度試合を見てもこのラグビーにおける「スクラム」がよく分からない。軽度の反則などでプレーが中断した際、スクラムを組み、反則をしなかったチームがボールを横から投げ入れ、押し合い、足で掻き出し、ほぼ投げ入れたチームがボールを得る。あの行為の意味は一体何なのか?▼どうも、ラグビー憲章に由来するらしい。憲章にある、品位、情熱、結束、規律、尊重の5つの原則に従った「ボール獲得のための争奪」でプレーを再開する方法の一つが「スクラム」だそうだ▼うーん。それならなぜあの形なのか? 疑問は尽きないが、闘争におけるスクラムの意義は鮮明だ。「ONE FOR ALL、ALL FOR ONE」の精神で敵に向かって一致団結すること。腕や肩を組み合い、集団の力で敵に勝利すること▼今年のクリスマスイブは芝山文化センターに駆けつけ、反対同盟、周辺住民とスクラムを組もう。
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