ピンスポット 「反対する会」がシンポジウム 「農業は楽しい!」 市東さんが耕し続ける決意
週刊『三里塚』02頁(1028号01面06)(2019/11/25)
ピンスポット
「反対する会」がシンポジウム
「農業は楽しい!」
市東さんが耕し続ける決意
11月9日、東京・文京区民センターで開かれた「市東さんの農地取り上げに反対する会」主催のシンポジウムに参加した。
今回のタイトルは「おかしくないか? 大きく『間違っている』のじゃないか!―市東さんの農地、請求異議控訴審」。今の政治や社会の矛盾に対するさまざまな怒りと結んで、農地取り上げ反対の運動を前に進めようというものだ。
事務局の小川正治さんは基調報告で、請求異議裁判控訴審第2回への結集と、「事あれば現地に駆けつける陣形を強化しよう」と訴えた。
市東さんはインタビューに答え、台風被害の話から、NAAや裁判所に対する憤り、「何しろ農業は楽しい」という飾らない思いと耕し続ける意気込みを語った。続いて、安倍農政の農業つぶしを報告した全国農民会議共同代表の小川浩さんと並び会場からの質問に答えた(写真)。
沖縄からの特別報告、「司法制度改革下における司法反動と三里塚」と題した反対同盟顧問弁護団の遠藤憲一弁護士による講演、弁護団の決意表明が続いた。あらためて「農地を守る闘い」の決意と確信を深めることができた。
(神部俊夫)