全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 弾圧・処分打ち破れ 9月全学連大会へ 全学連三里塚現地行動隊 二川光

週刊『三里塚』02頁(1023号02面02)(2019/09/09)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 弾圧・処分打ち破れ
 9月全学連大会へ
 全学連三里塚現地行動隊 二川光

(写真 市東さんの南台農地で、ナスの収穫作業を手伝う全学連三里塚現地行動隊の二川光さん【6月21日】)

 残暑が続く日々ですが、だんだんと日も短くなり、夜が長くなってきています。曇れば涼しい秋風が吹きますが、晴れていれば真夏のように暑い季節です。この時期、三里塚現地の野菜を食べて季節の変わり目に備えましょう。
 9月24日の請求異議裁判にむけ、三里塚芝山連合空港反対同盟を先頭に宣伝活動が行われています。東京高等裁判所でのビラまき、東京・上野公園での要望書を集める行動で反対同盟・市東孝雄さんの農地死守の闘いを訴えています。東京での宣伝活動だけでなく、8月25日には市東さんの離れで毎月一回の天神峰カフェと一斉行動を合わせた行動に、約50人が集まりました。多くの参加者から発言があり、今回久しぶりに来た埼玉の女性は「天神峰カフェがあるというので現地に訪れた。今度は訪れたことのない初めての人も現地に連れて行きたい」と述べていました。初めての方を中心にぜひ援農や現地調査、天神峰カフェや一斉行動に駆けつけましょう。
 東京大学・高原恭平委員長―京都大学・加藤一樹書記長体制の誕生から約1年が経ちました。今回の9月14日〜15日に行われる全学連大会では、ビラまき規制や立て看板規制に象徴される大学のあり方、昨年10月以降の京都大学での逮捕・処分といかに闘うかがテーマとなります。今日、学生がキャンパスで声を上げることは逮捕や処分と隣り合わせになっています。5月には大学でビラを撒いたという理由だけで、斎藤郁真・前全学連委員長が逮捕・起訴され、広島大学で大学職員に「暴行」したとして2人の学生が不当逮捕、7月には沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長への「訓告」処分や、京都大学の学生に対する新たな処分が狙われています。この京大生に対する処分にどう立ち向かっていくかが課題です。新たな処分に対して、全学的な問題であり、誰が大学の主人公なのかをハッキリさせて必ず処分を撤回させましょう。
 京都大学での逮捕・処分は大学当局による目に見える自治破壊です。京大での自治破壊は職場においても同様のことが行われています。昨年の夏以来の関生労組への弾圧は激しさを増しています。警察権力は計84人もの組合員を「威力業務妨害」や「恐喝」などと称して次々と不当逮捕しています。
 「表現の不自由展・その後」の中止でも表現活動としての軍隊慰安婦の象徴である「少女像」を展示しましたが中止に追い込まれました。
 このような声をあげることが出来ない社会を変える始まりとして全学連大会に集まりましょう。全学連大会では改憲、韓国への排外主義、天皇制についても議論します。是非議論しましょう。
 そして9月24日に行われる東京高裁での市東さんの請求異議裁判第1回控訴審に集まりましょう。
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