北総の空の下で 新元号発表 天皇制に絶対反対
週刊『三里塚』02頁(1014号02面06)(2019/04/22)
北総の空の下で
新元号発表
天皇制に絶対反対
洞口朋子さん当選!無名の新人が激戦区の杉並で3千票越えの大健闘です。電話選挙を分担した限りではほとんど知名度が無く、可能性のある人を見つけ出す持久戦でした。彼女のまっすぐな訴えが多くの若者を街頭で獲得できたのだと思います。最終日の電話で、応援しているという年配の女性が「若すぎるのが少し心配」と。彼女に未来を託した私たちがサポーターになって支えなければ!
新元号発表から天皇代替わりへと、マスコミの大騒ぎがどんどん加速しています。
天皇って、私たちの何なの?! 憲法1条は『天皇は、日本国の象徴であり国民統合の象徴であって、この地位は主権の存する日本国民の総意に基づく』となっています。
天皇の地方訪問に群れを成す人々、会えたことに涙ぐむ若い女性、「高貴なオーラが」と評するリポーター……「日本教」の教祖降臨とでも評したい異様な光景です。
高校生だった70年代前半、教師が「天皇は学者として偉い人」だといいました。「普通の人」に挙手したのは私を含む3人でした。周辺地域で付き合っていた老人は「天皇も自分も同じ元素で出来ている」が持論でした。今は天皇を同等の人間として扱うこうした会話さえ鳴りを潜めつつあります。共産党は、この状況に屈して憲法1条を認めてしまいました。私たちは、あくまでも9条改憲阻止・天皇制反対です。
5・1はメーデーです。即位の礼を吹き飛ばせ!
北里一枝