全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 阿佐ケ谷再開発反対 ともに街頭に立ち 全学連三里塚現地行動隊長 今井治郎

週刊『三里塚』02頁(1012号02面02)(2019/03/25)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 阿佐ケ谷再開発反対
 ともに街頭に立ち
 全学連三里塚現地行動隊長 今井治郎

(写真 反対同盟からほらぐちさん必勝祈願のメッセージ )

 3月半ばから、4月の杉並区議会議員選挙に立候補予定のほらぐちともこさんの勝利に向け、杉並に来ています。僕は主に、ほらぐちさんと一緒に駅前での街頭宣伝を行っています。街頭に立って強く感じることは、多くの人が若いリーダーを求めているということです。西荻窪駅近くに構えた事務所に連日、新しくつながった青年が訪れ、作業を手伝ってくれたり、支持を表明してくれています。
 もちろん初出馬の新人ですから、当選するのは並大抵なことではありません。48の枠に75人が立候補するとも言われている激戦の杉並区議選、まずは知ってもらうこと、そして支持を広げること。平坦ではありませんが、一歩一歩着実に前に進んでいます。
 さて、今回の選挙戦に取り組む中で、大きなテーマの一つになっているのが、「阿佐ケ谷再開発」問題です。これは、JR阿佐ケ谷駅周辺の再開発計画で、柱になっているのは、駅の北東にある小学校と病院を移転させ、空いた土地に大規模な商業ビルを建てるというものです。街の形を変え、人の流れを変える、区民の生活にとって重要な問題です。
 しかし、この計画を知っているのは本当に関心を持っている一部の人たちだけで、街頭で「阿佐ケ谷再開発反対」のノボリを掲げていると「どういう問題なの?」と、声をかけられることもしばしばです。民営化と職員削減を進めてきた杉並・田中区政下で、「知らされていない」ことが「容認している」に読みかえられて進められようとしているのです。
 内容を見ると、建築物の高さ制限や容積率などの「規制緩和」を行うことで「駅前にふさわしい土地の有効利用」することが謳われています。まるで成田で第3滑走路を推進する人たちの主張の敷き写しような物言い、計画の進め方に目を丸くしました。
 「地域振興」や「規制緩和」を旗印に、ギリギリまで計画を知らせず、まるで決まったことのように扱って強引に推し進めるこのような手法は、国家が労働者・農民・学生の権利を奪い、生活を壊すときの常套(じょうとう)手段です。どこに行っても、かけられる攻撃は同じだなと、杉並に来てひしひしと感じています。だから、この攻撃に対する僕たちの回答はやはり、三里塚闘争で示してきたものと変わらないんだな、と。
 3・31三里塚全国集会に集まろう! 53年間国策を阻み続けてきた三里塚闘争の地に立って私たちの命を奪う攻撃と真っ向から対決しよう!
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