団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1012号01面04)(2019/03/25)


団結街道


 「テンノーはいらないぞー」「オナラゲンパツ(女川原発)はいらないぞー」。杉並区議選に挑戦するほらぐちともこさんが3歳頃に覚えたコールです▼当時、連れられて行った中学校の卒業式での「日の丸」「君が代」強制に反対するビラまきで、隠し撮りをした職員につめよる母親を見て「どうして怒ったの? とてもこわかったよ」と尋ねたそうです▼ともこさんのご両親は山形大学の先輩と後輩の関係で一緒に活動されていました。母親の啓子さんは卒業後山形を離れますが、父親となる明さんと三里塚現地で再会し結婚されます。三里塚が二人を結びつけ、ともこさんが誕生しました▼三里塚闘争や女性解放闘争、革命運動に心血を注ぎこんでいた啓子さんは、2000年にガンで逝去されました。追悼集に、ともこさんの言葉が記されています▼「さびしい時も不安な時も私には大切な仲間がたくさんいるから。何たってお母さんの子どもだもん! 小さなことじゃ負けません。最後に! これから私はお母さんが共に闘ってきた仲間たちと一緒にもっともっと戦争などのさまざまな問題について勉強していきたいと思っている。これが私に出来る一番の親孝行だから……。それと皆さん! 何が起きるかわからないこの時代、家族との時間を一秒一秒大切にしてください」▼「お母さんを超えてやる」と明さんに宣言してから約20年。新たな仲間と共に区議選勝利へ!

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