三芝百景 三里塚現地日誌 2019 2月5日(火)~2月18日(月)
週刊『三里塚』02頁(1010号02面06)(2019/02/25)
三芝百景 三里塚現地日誌 2019
2月5日(火)~2月18日(月)
●成田市は2019年度当初予算案の一般会計は、前年度比で2・7%増の206億円と発表した。空港機能強化で空港関連労働者が増えるとして吉倉地区にニュータウンを造成し、京成本線の新駅を設置するという計画。同地区近くの20年度開院予定の国際医療福祉大学医学部付属病院を中心としたまちづくり事業に1250万円を計上した。(6日)
●東京高裁第4民事部が請求異議裁判控訴審での執行停止決定(担保金100万円)を出した。(7日)
●千葉地裁で第3誘導路裁判が開かれた(8日)
●政府は空港機能強化のための周辺整備が必要として、成田空港周辺のインフラ整備を財政支援する特別措置法を10年延長し、2029年3月末までとする改定案を閣議決定した。1970年に時限立法として作られたにも関わらず延長を繰り返している。(8日)
●台湾の航空大手である中華航空のパイロットの労働組合「桃園市機師職業工会」が過密シフトの緩和、深夜勤務手当の増額を求めてストライキを行った。700人が参加。(8日)
●市川市文化会館で国鉄集会が開かれ、反対同盟から萩原富夫さん、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが参加した。集会に先立ち現闘は杉並区議会議員選挙勝利に向けた行動に全力で取り組んだ。(10日=1面に記事)
●反対同盟は3・31全国総決起集会の招請状を発した。(12日=1面に掲載)
●全国農民会議が三里塚現地を訪れ、現地調査・交流会、第7回総会を行った。(16日~17日=1面に記事)
●国土交通省は現在パイロットが操縦できる機種が事実上1機種である制限を緩和し、2機種に拡大する方針を明らかにした。1機種ごとに年2回の定期審査・訓練を実施していたが、2機種を1機種分でよいと関係省令を近く改定するとしている。(16日)
●耕作権裁判が千葉地裁で開かれ、全国から90人が集まった。(18日=1面に記事)
●芝山町議会が「芝山町実施プランに関する提言書」を相川勝重町長に提出した。空港へのバス専用道路や路面電車などの公共交通システムの構築、小池地区の再整備を求めている。(18日)