三芝百景 三里塚現地日誌2019 12月17日(月)〜1月7日(月)

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週刊『三里塚』02頁(1007号02面05)(2019/01/01)


三芝百景 三里塚現地日誌2019
 12月17日(月)〜1月7日(月)


●千葉県は、航空機騒音対策基本方針を変更し、「騒特法の地域指定拡大」を発表した。移転補償の対象となる「特別防止地区」は1078戸増え、防音工事助成対象となる「防止地区」は約1600戸増える。(17日)
●千葉地裁・高瀬順久裁判長は請求異議裁判で、反対同盟・市東孝雄さんの訴えを棄却し、強制執行停止決定を取り消す反動判決を下した。市東さんは即日控訴した。裁判に先立ち、190人が千葉地裁を包囲するデモに参加した。(20日=1面に記事)
●成田空港周辺の9市町でつくる「成田空港圏自治体連絡協議会」が芝山町で開かれ、国とNAAはあらためて「A滑走路の運用時間1時間延長を来年10月末の来冬季ダイヤから実施したい」と提案。横芝光町と山武市が「騒音地域に住む住民の理解を得るのが難しい」として、結論は持ち越しとなった。(20日)
●千葉地裁は、250万円の担保金を条件に東京高裁での係属部が決まるまでの強制停止決定を出した。(21日)
●政府は、2019年度予算案と18年度補正予算案を閣議決定し、成田空港整備に前年度比29億円増の81億円を計上した。(21日)
●「空港と被害地域の真の共存共栄を目指す集い」は、騒音被害を受ける住民への「共生協力基金制度」の創設を求める837世帯分(対象地の約4割)の署名をNAAに提出した。同会は26日に国土交通省にも同様の提言を提出。(21日)
●反対同盟と支援連は団結忘年会を市東さん宅離れで開催。(22日=写真)
●今年最後の天神峰カフェが市東さん宅離れで開かれ、30人が参加した。(23日)
●東京都品川で東京入管包囲デモが行われ現闘が参加した。(23日=1面に記事)
●成田空港の夏目誠社長は、A滑走路の運用時間の冬ダイヤからの前倒し延長について「一刻も早く実施していきたい」と仕事始めに社員700人の前で語った。(4日)
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