大地の響き 投稿コーナー
週刊『三里塚』02頁(1006号02面08)(2018/12/24)
大地の響き 投稿コーナー
落花生脱穀を手伝う
動労水戸書記 西納岳史
12月9日、市東さんの畑で落花生の脱穀作業をお手伝いしました。(写真)
収穫後に天日で乾燥させておいた落花生を、機械の力も借りて実とそれ以外に分別していく作業を、一日がかりで行いました。一年に一度の作業、しかも千葉の特産品で産直購買者の方々の期待も高い人気の農産物でもある落花生を扱う作業を、たまたまその日にお手伝いさせていただくということで、緊張もしましたが、南台の畑で夢中になって豆の選り分けをしているうちに日が沈んで夜になっているという、とても充実した援農となりました。
農作業をお手伝いしながらも、常に心にかかっていたのは、今この瞬間も市東さんと自分たちが立っている農地をめぐる攻防のことでした。三里塚闘争とは、国家権力が暴力をもって「既成事実」を強制してくることに対する闘いでもあると私は思います。沖縄・辺野古新基地建設阻止の闘いや、築地市場をめぐる攻防、そして私たち動労水戸が闘っているJR常磐線全線開通阻止の闘いも同じです。「やられてしまったら終わり」などという思いが頭をよぎるなら、その地にとどまり闘い続けることは決してできません。絶対反対の闘いの真価が問われています。何を差し置いても三里塚現地に駆けつける時はまさに今です。私たちの心を片時も離れることなく三里塚の大地に寄せ続けましょう。農地決戦に必ず勝利しましょう。