ピンスポット 東京で「反対する会」がシンポ 市東さん熱い決意 「私はここで耕し続ける」
週刊『三里塚』02頁(1004号01面05)(2018/11/26)
ピンスポット
東京で「反対する会」がシンポ
市東さん熱い決意
「私はここで耕し続ける」
11月18日、文京区民センターで「市東さんの農地取り上げに反対する会」主催のシンポジウムが開かれた。
「非道を、再び許さない!12・20請求異議判決を迎え撃つ」のタイトルのもと、小泉よねさんの1971年代執行を弾劾する記録映像の上映から始まった。これを受けて憲法学の内藤光博さん(専修大学教授)と農業経済学者の石原健二さんの講演が行われた。
内藤さんは、「営農権は憲法上の基本的人権として位置付けられる」ことを論証し、市東さんへの農地明け渡し強制執行は基本的人権の根源的否定・侵害であることを全面展開し、「NAAの権利濫用は許されない」と訴えた。
弁護団報告に続いて市東さんが「請求異議裁判での各証言は、私の畑を守る力となった。やるべきことはやった。高瀬判決がどのようであろうと、やるならやってみろという気持ちで耕し続ける。私の気持ちは高まっている」と熱い決意を語った。(写真)
会場からは、全国農民会議共同代表の小川浩さんが「同盟の闘いこそが、農民の生きる道。市東さんの闘いに応える日本農民の決起をつくり出していく」と発言した。