日・韓・台湾の労組が結集 11・3国際連帯集会が大成功
日・韓・台湾の労組が結集
11・3国際連帯集会が大成功
11月3日、「改憲発議絶対阻止! 労組破壊を許すな! 国際連帯の力で、労働大改悪、改憲・戦争を阻止しよう!」のスローガンのもと国際連帯集会が千葉市内で開かれた。日本と韓国、台湾、在日・滞日外国人労働者が一堂に会し、労働者の国際連帯の大きな前進をかちとった。
オープニングに世界の労働者の闘いのビデオを上映。司会は、動労千葉青年部の北嶋琢磨さんと動労千葉国際連帯委員会の内田しをりさん。開会あいさつで、港合同の木下浩平執行委員が関西生コン支部不当大量逮捕を弾劾し、「19名奪還」の報告に会場が沸いた。
主催者の田中康宏動労千葉委員長が「二度とアジア人民に銃を向けない。労働者が力を取り戻し、社会崩壊を止め改憲を阻止する。改憲阻止大行進を自ら作り出そう」と提起した。
大挙来日した韓国・民主労総から3人が発言に立った。公務員労組ソウル地域本部のクォンジョンファン事務処長は、公務員解雇者の復職を公約に当選したムンジェイン政権の裏切りを弾劾し、「無期限座り込みとストで闘う」と決意表明した。ソウル交通公社労組のファンウジン駅務支会長は、非正規職撤廃・積弊清算の11月総決起大会を開催することを報告し、公共運輸労組仁川地域公共機関支部長のイジョンヨル支部長は「韓日の労働者団結せよ」と呼びかけた。
田沼雄一さんによる労働歌の熱唱で、会場全体が盛り上がったところで、ドイツ機関士労組のクルト・シュナイダーさんからのビデオメッセージが上映された。会場に駆けつけた全日建関西生コン支部の西山直洋さんは、関生弾圧を跳ね返した熱気そのままに「関生はつぶれない、安倍打倒を」と力強く発言した。富士ゼロックスによる大量解雇に無期限ストで反撃する台湾富士ゼロックス労組からの訴えを、上部団体の桃園市産業総労組書記のウー・チャホンさんが行い、「富士ゼロックスはリストラをやめろ」と日本の労働者に連帯を呼びかけた。
在日・滞日労働者の発言では、関西合同労組阪神支部のホヨンホ支部長、広島連帯ユニオンから在日3世の女性労働者がともに闘う決意を語った。まとめとして、動労水戸の石井真一委員長が乗務員制度改革・一人車掌化阻止のストライキに立ったことを報告し、「トゥジェン!」のシュプレヒコールとインターナショナルの斉唱で集会を締めくくった。