ピンスポット 横芝光町で農業講演会開く 安倍農政を鋭く批判 地元農民はじめ50人が参加

投稿日:

週刊『三里塚』02頁(1002号01面05)(2018/10/22)


ピンスポット
 横芝光町で農業講演会開く
 安倍農政を鋭く批判
 地元農民はじめ50人が参加


 10月7日、「いま、こめが危ない! これでいいのか! 安倍農政」と題する石原健二さん(農業経済学者)の講演会が横芝光町文化会館で開かれた。全国農民会議共同代表の小川浩さんが司会をつとめ、地元の農民、反対同盟ほか50人が参加した(写真)。
 石原さんは、主要農産物種子法が廃止され、日EU・EPA交渉が妥結される中で、農業生産額、農家戸数、農地面積のいずれもが減少し、いまや食料自給率は38%という農業の危機に警鐘を鳴らした。
 米価と農地の管理を軸とする日本の農業政策の歴史を振り返った上で、「三菱商事をはじめ総合商社が米流通を牛耳る中で、今や消費者米価と生産者米価の差は米騒動時より拡大している。安倍政権はあと5年で生産者米価を9600円まで下げようとしている。地域自給と産直の実現など生産者と消費者が直接結びつくことが重要だ」と締めくった。
 質疑応答後、市東孝雄さんが発言し、「空港会社は住民のことなど考えていない。だめなものはだめと、みんなで声を上げよう」と呼びかけた。続いて、芝山町住民が「空港機能強化は白紙撤回しかない」と訴えた。

このエントリーをはてなブックマークに追加