ピンスポット A滑走路で夜間飛行延長策動 内窓工事受け付け 怒りと反対の声が拡大

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週刊『三里塚』02頁(0999号01面05)(2018/09/10)


ピンスポット
 A滑走路で夜間飛行延長策動
 内窓工事受け付け
 怒りと反対の声が拡大

(写真 芝山町にNAAが建てた内窓モデルハウス)


 A滑走路運用時間の1時間延長と午後10時台の便数制限撤廃の策動が始まった。今春四者協で決定された成田空港機能強化策の一つで、2020年東京五輪までに運用時聞を1時間延長して午前6時〜午前0時とすると一方的に決めたものだ。
 昨年来の24時間化の策動は、かつてない周辺住民の怒りを呼び起こし、芝山町南部の谷間地域や横芝光町、多古町など新たな反対運動が広がっている。推進派は、空港利権をエサに住民を懐柔しようとしている。その一つが、厚さ5㍉の樹脂製サッシを内側に取り付ける二重サッシによる室内防音工事だ。それをA滑走絡側で先行実施することにし、申請を来月から受け付けるとした。
 しかし、室内防音工事で、航空機騒音を防ぐことなどできない。岩沢弘・NAA執行役員は「図書館の中ぐらいの静穏な空間を確保できる」と言うが、でたらめだ。厚木爆音訴訟判決でも「防音工事の効果は達成できるとまでは認めがたい」と否定された。「騒音は、有害物質ダイオキシンより危険」。これが欧州WHOの健康被害の指標だ。夜間飛行延長を阻止しよう。

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