8・5―8・6ヒロシマ大行動に立つ 国際連帯掲げ核戦争阻止訴え

週刊『三里塚』02頁(0997号01面03)(2018/08/13)


8・5―8・6ヒロシマ大行動に立つ
 国際連帯掲げ核戦争阻止訴え

(写真 原爆ドーム前から安倍の式典出席を弾劾【8月6日朝】)

 8・5―8・6ヒロシマ大行動に参加しました。
 5日、広島市東区民文化センターホールで開かれた国際反戦反核集会には、福島、長崎、沖縄はじめ全国各地、そして韓国、アメリカ、中東・イラク、パレスチナ・ガザなど世界中から労働者や学生、市民が集まり、核と戦争に反対する国際連帯の発展に向けた歴史的な「国際連帯共同行動宣言」が発せられました。
 また無実の政治犯・星野文昭さんの解放を求める国際決議も採択しました。
 6日、早朝から右翼と機動隊の妨害をはねのけ原爆ドーム前に結集し、ヒロシマ・アピール集会とデモが闘われました。
 午後からは広島県立総合体育館小アリーナで「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ―チェルノブイリ・フクシマをくり返すな! 改憲と核戦争をとめよう!」をスローガンに8・6ヒロシマ大行動が開かれ、集会後、広島市街地を席巻するデモ行進を行いました。
 集会で印象的だったのは、世界戦争の危機が迫る中で、すべての発言者・参加者がこの社会の根底的変革を求めて必死に労働者の世の中をつくるために闘っていることです。
 パクチョルジュさんらの韓国でのサード配備撤回の闘いのねばり強さや、米帝の足下で闘うシンディ・シーハンさんの10・21ペンタゴンデモの呼びかけに感銘を受けました。
 核戦争・差別・貧困の原因である資本主義・帝国主義を労働者階級による革命で打倒しようという階級性を鮮明にした呼びかけは、これまでの国際連帯を掲げた反戦・反核運動にもなかったことです。打倒する対象と倒す主体が不鮮明では真の勝利はありません。自らの行動で革命の現実性を示す全国・全世界の闘う仲間の発言に心が熱くなりました。
 とりわけ一連の行動を牽引した学生や青年のはつらつとしたアピールの数々は圧巻でした。戦後最大の階級決戦に勝利する闘志みなぎる姿に勇気と希望をもらいました。
 デモに対する街頭の若者の反応も素晴らしく、プラカードを受け取った中学生が途中から参加。一緒に「安倍政権打倒」を叫びました。
 改憲・戦争、オリンピック、天皇代替わり、原発……あらゆる攻撃が共通の敵をあぶりだし、闘う主体の強靭な形成をうながしています。
 「反戦・反核の砦」=三里塚現地からも市東さん農地決戦勝利、第3滑走路建設阻止を改憲阻止決戦と一体で闘います。改憲発議を阻止し、安倍政権打倒へ! 10・14全国集会への大結集に向け共に闘いましょう!
(土屋栄作)
このエントリーをはてなブックマークに追加