全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 全学連大会へ 京大で新執行部信任 全学連三里塚現地行動隊長 今井治郎

週刊『三里塚』02頁(0996号02面04)(2018/07/23)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 全学連大会へ
 京大で新執行部信任
 全学連三里塚現地行動隊長 今井治郎

(写真 農地死守の決意も固く全学連がデモ【8日】)

 関東地方は観測史上最も早い梅雨明け、三里塚現地でも暑い日が続いています。
 西日本豪雨の被害に遭われた皆さんに、心よりお見舞い申し上げます。被害拡大の大きな要因となった市町村合併による地方自治体の職員の削減と地方切り捨て、そして何より災害対策本部設置までの「空白の66時間」と呼ばれる安倍政権の「対応の遅れ」は怒りに堪えません。人間の命を何だと思っているのか! この人の命を顧みない安倍政権のあり方は今、あらゆる現場に蔓延しています。
 7月2〜13日に行われた京都大学同学会の執行部予備選挙は、投票総数484票―信任254票で安田淳敏くんを委員長とする候補者団が信任されました。これは多くの闘う学生が「入構禁止」となる中で、新たな委員長、副委員長を立ててかちとられた大きな勝利です。学生や市民と大学当局との間で立て看板規制をめぐる闘いが激しくなる中、それを関心の有無に関わらず全学生の問題だと訴え、「総長団交」という全学生の思いを引き受けるスローガンで闘う執行部が立ったことは、更に運動を広げる可能性を秘めています。
 そしてこの選挙の中で明らかになったのは、学生の安全や命など露ほども考えていない京大当局の姿です。京都市内でも大雨が降り、鉄道各線が運休、市内各所に避難指示が出された7月6日、京大当局は「京大キャンパスが避難指示区域に入っていない」ことを理由に朝から授業を強行、キャンパスが避難指示区域になり、午後の休講を発表したのはこの日の午前11時のことでした。すでに通学し、鉄道が運休して帰ることもできない学生たちは怒り心頭。京大当局は6月18日の大阪府北部地震で講義棟の一部が使用不能になった時も無視を決め込みました。一方で「転倒の危険」を理由に立て看板を次々と撤去しておきながらです。どの口が「学生の安全」を語るのか。これが改憲を狙う安倍政権が描く大学の姿、大学改革の行きつく先です。
 同学会選挙の勝利を引き継いで、全国の大学キャンパスで大学改革反対―改憲阻止の闘いに立ちあがりましょう! 全国学生は9月1〜2日の全学連大会に大結集して、そのための討論を始めよう!
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