横田現地調査に参加 オスプレイ配備に怒り

週刊『三里塚』02頁(0996号02面02)(2018/07/23)


横田現地調査に参加
 オスプレイ配備に怒り

(写真 横田基地の説明をする福本さん)


 7月15日、三多摩労組交流センターが主催する横田基地講演会&現地調査に、反対同盟の伊藤信晴さんと参加しました。
 横田基地では今年4月に突然CV―22オスプレイの配備が発表され、訓練が繰り返されています。また、パラシュートの一部が基地外に落下する事故や夜間・早朝の離着陸など、周辺住民の生活が脅かされています。この日は午前中に横田・基地被害をなくす会副代表の福本道男さんの講演を受け、午後に福本さんの案内で横田基地周辺を回る現地調査を行いました。
 「横田基地は『いま』」と題された講演では、オスプレイについての日米合同委員会の「飛行モードの転換は基地内で行う」「学校や病院の上空では飛行しない」などの合意が守られておらず、政府を追及しても「確認できなかった」と取り合わないこと、横田空域という「空の植民地」の存在などについて怒りをもって語られました。その後伊藤さんがアピールし、市東さんの農地取り上げ問題や空港機能強化策との闘いが、横田基地の問題と共通していると訴えました。
 現地調査に移り、集団移転させられた地域に立てられた碑や不自然に曲げられた道路や線路、4000㍍級の滑走路や格納庫、住居を含むだだっ広いフェンスで囲まれた地帯が街のど真ん中にあることを確認。「横田でも米兵による犯罪が横行している」という話に、基地の問題はどこでも変わらないと感じました。
 40年以上におよぶ横田基地公害訴訟を引き継いで闘い続けている福本さん。全国基地爆音訴訟原告連絡会議の事務局長も務めており、「基地問題はオスプレイだけじゃない」「全国の基地訴訟で一歩でも前に進めれば」という言葉が印象的です。基地問題を解決するには、基地をなくす以外にありません。成田の土地取り上げ、騒音問題も同じです。すべての基地を撤去し、成田廃港まで闘う決意を新たにしました。
(今井治郎)

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