ピンスポット 成田空港で続発する重大事故 広がる「安全無視」 空港機能強化粉砕を
週刊『三里塚』02頁(0995号01面03)(2018/07/09)
ピンスポット
成田空港で続発する重大事故
広がる「安全無視」
空港機能強化粉砕を
この間、成田空港で航空機事故が相次いでいる。
6月25日にはデンパサール発のインドネシア・エアアジアX403便エアバスA330が油漏れのためA滑走路上で停止、滑走路が約35分間閉鎖された。
6月26日にはグアム発のユナイテッド航空828便ボーイング737の右主脚のタイヤ一本がB滑走路着陸時にパンクしそのまま自走、さらに誘導路上でもう一本のタイヤがパンクし約2時間半立ち往生した。
6月29日午後0時35分ごろ、成田空港B滑走路に着陸した韓国・仁川空港発の大韓航空703便ボーイング777が、誘導路を走行中に右主脚の車軸が折れて動けなくなった。乗客乗員335人にけがはなく、着陸後1時間40分後からバスでターミナルに運ばれたが、機体の移動は翌30日未明までかかり、この間誘導路は閉鎖された。国交省はこの事故を即日「重大インシデント」に認定、運輸安全委員会が原因を調べている。(写真)
事故の続発=安全無視は、格安航空会社(LCC)だけの問題ではない。空港機能強化策はさらに事故を誘発するものとなる。断固反対の声を上げ乗員・乗客、地域住民の命を守ろう。