天神峰カフェ第12回が盛況 野菜料理味わい現地を調査
天神峰カフェ第12回が盛況
野菜料理味わい現地を調査
5月27日、成田市天神峰の市東孝雄さん宅離れで12回目の天神峰カフェが開かれ、14人が集まった。
正午、離れのテーブルには現地支援が腕をふるったズッキーニのアヒージョ、市東さんの天神峰農地で採れたタケノコの煮物、きゅうりなどが並べられ、参加者は美味しい野菜に舌鼓を打ちながら、カフェを楽しんだ。
反対同盟の決戦本部長・太郎良陽一さんが参加者に「人が結び付くことの大切さを三里塚闘争から教わった。亡くなった人の思いも引き継ぎ、反対同盟として市東さんの農地を守る決戦を全国の仲間とスクラムを組んで闘いたい」とあいさつした。
参加者がそれぞれ自己紹介。午前中から援農に訪れていた「市東さんの農地取り上げに反対する会」の小川正治さんは2日で700人を集めた大飯原発反対運動の例を引き、情報発信の重要さについて訴えた。初参加の学生は三里塚闘争への敬意と親近感を語り、他の参加者は立川での反基地駅伝の様子などを紹介した。
その後、5月17日に放映されたNHKのニュース特集『成田開港40年 騒音防止特別地区知られざる過疎』を見た。「移転対象だが住んでも構わない」という騒音防止特別地区の実情を語る住民の声が紹介された。対照的に、夏目誠NAA社長のインタビューは地域破壊を居直るもので怒りがわいた。
現地調査では、太郎良さんと現闘の案内で天神峰・東峰地区を回った。南台農地で元気に育つ野菜や土に触れて農地の豊かさを知り、ヤグラや東側開拓組合道路、東峰神社では、違法・無法の空港建設のデタラメさについて怒りを新たにした。
その後、合流した反対同盟事務局の伊藤信晴さんの案内で、第3滑走路予定地の見学を行った。森林や田んぼ、畑など広大な自然を破壊する新空港建設の暴虐さについてあらためて認識した。地元の芝山町でも多く看板が立てられる様子を見学し、住民の怒りが沸騰していることを実感した。
再び離れに参加者が集まった。「集会では知ることのできない生活・営農破壊の実体がつかめた」「フェンスの高さなどは話を聞くだけではわからない」「今度は仲間を連れて訪れたい」と感想を述べあい、一日の行動を締めくくった。
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★次回、天神峰カフェ
6月24日(日)正午〜
市東さん宅離れ集合