ピンスポット JALが農業事業に参入 共同出資で新会社 大企業の食料支配許すな

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週刊『三里塚』02頁(0993号01面05)(2018/06/11)


ピンスポット
 JALが農業事業に参入
 共同出資で新会社
 大企業の食料支配許すな


 日本航空(JAL)は5月21日、アグリビジネスを展開する和郷と共同出資して新会社「ジャル アグリポート」を設立したと発表した(写真)。
 成田市がエアポート都市構想として整備を進める新生成田市場(2020年開場予定)との連携を掲げ、成田市川上地区に拠点を置き、体験型観光農園事業とプライベートブランド商品の生産、加工、販売などを行おうとしている。
 航空会社による農業事業への参入は例がない。一般法人の農地所有権解禁へと道を開くものであり断じて容認できない。
 和郷は「農業の6次産業化」(生産=1次産業、食品加工=2次産業、流通/販売=3次産業をかけあわせたもの)を積極的に推進してきた企業だ。政府の進める6次産業化は、農業振興に名を借りた巨大企業による農業生産への直接支配、寡占支配を推し進めるものだ。
 今回の新会社が掲げる「地域との共存共栄」とは名ばかりで、地元住民の資本への従属を強め、地元住民を食い物にしようとしている。機能強化策と一体の成田市のエアポート都市構想を粉砕しよう!

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