田植え無事に終える 萩原さん宅、市東さん宅で

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週刊『三里塚』02頁(0991号02面04)(2018/05/14)


田植え無事に終える
 萩原さん宅、市東さん宅で

(写真 萩原富夫さん)

(写真 市東孝雄さん)


 4月27日に萩原さん宅、5月6日に市東さん宅で田植えが行われた。今年は思わぬ足止めを食った。萩原さん宅に届ける苗業者は朝5時台から配ったそうだが、田植えをする農家が多かったためか、届くのが遅れた。市東さん宅では、軽トラックのバッテリーが上がってしまった。しかし、両日とも比較的涼しく、順調に作業は進み、午前中に無事田植えを終えることができた。
 毎年、萩原さんの田んぼには鷺(さぎ)が、市東さんの田んぼにはカモがやってくる。気候の変動が激しい昨今だが、今年も鳥たちは田んぼの恵みのおすそ分けに与っていた。
 田植えは「戦後農業最大の技術革新」と言われる田植え機で行われる。富夫さんは、足元が不安定な泥の中、4条植えの歩行型の田植え機を巧みに操り、真っ直ぐな緑のラインを引いていく。機械が入らない端っこは人間の手で補植する。市東さんの、どっしりと腰を落として苗を補植する姿はカッコいい。
 「八十八の手間がかかるから米と書く」そうだが、農家の労働力や技術を安く買いたたく安倍農政は「米が異なって出るから糞と書く」ことを思い起こさせる。安倍農政は糞くらえだ。

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