初参加者が現地見学 第11回天神峰カフェ開く
初参加者が現地見学
第11回天神峰カフェ開く
4月22日、成田市天神峰の市東さん宅離れで11回目の天神峰カフェが開催された。強い日差しが照りつける中、17人が参加し、現地を訪れることの重要性について語り合った。反対同盟からは、太郎良陽一決戦本部長、婦人行動隊の木内敦子さんと宮本麻子さんが参加した。
正午過ぎ、春野菜をふんだんに使った料理や、おにぎり、自家製の漬物などが並ぶ賑やかな食卓が参加者を迎えた。
自己紹介後、初参加者を中心に全学連現地行動隊が市東さん宅周辺を案内した。参加者は空港の近さや誘導路を走る飛行機の甲高い音に驚きながら、畑で着実に育つ野菜や堂々と立つ看板・やぐらに感嘆の声を上げた。
次に、車で天神峰周辺を見学するグループと映画『三里塚の夏』を鑑賞するグループに分かれた。
現地見学グループは、南台の畑、東峰神社、萩原さんの清水の畑、東峰墓地などを回った。フェンスで囲まれた神社や畑、地図で一つひとつ位置関係を確認しながら見ると、農地や部落の分断と騒音を強いる「軒先工事」の悪らつさが改めて浮き彫りになる。ここが「国策」との闘いの最先端だ。
参加者はふたたび離れに集まり、それぞれの感想を語った。初参加者は「話には聞いていたが、実際に見てみると違って見えた」「闘争現場に身を置くと、生活と闘争がつながっているということが分かった」。数年ぶりに現地を訪れた参加者は、「自分が知っている風景からもまた変化していることに驚いた」「現地を見て、自分の得意分野でもっと役に立てるのではないか」と。
最後に市東さんの計らいで立派に育った大根を参加者にプレゼント。参加者は各々が抜いた大根を持って、「強制執行実力阻止」「第3滑走路粉砕」と書かれた看板の前で記念撮影を行った。
次回の天神峰カフェは5月27日。天神峰の大地を踏みしめ、体を張って強制執行を止める決意を固めよう。