ピンスポット 市東さんにマスコミ取材相次ぐ これが私の生き方 農業続ける思いを語る

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週刊『三里塚』02頁(0990号01面03)(2018/04/23)


ピンスポット
 市東さんにマスコミ取材相次ぐ
 これが私の生き方
 農業続ける思いを語る


 空港に反対し農業を営む反対同盟の市東孝雄さんにマスコミの注目が集まっている。
 4月11日、フランスのAFP通信が現地を訪れた。市東さんの営農の様子を撮影し、空港に囲まれながら農業を続ける思いを3時間にわたり取材した。(写真
 「沖縄、福島、成田の根っこは一つ。国策という名で住民無視、環境破壊をして成り立つ国・公共事業とは何なのか」「お金の問題じゃない。1億8千万円より1本100円の大根を売って生きる生き方の方が好きだ」「半世紀続く闘いは正しかった。三里塚闘争は終わっていない、こういう生き方があることを若い人たちに示すことができればいい」
 取材した記者の「空港に囲まれても反対する過激で意固地な闘う人というイメージを持ってきたが、穏やかで普通の人だと思った」との感想に市東さんは次のように答えた。
 「普通の人が一番恐いんです。生き方を決めている以上ここに住み続けるという気持ちは変わらない。自分にとってこれが自然な生き方であり、何の気負いもない」
 市東さんの誠実な人柄と断固たる生き方は国境を越えた共感を呼び起しつつある。

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