団結街道

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週刊『三里塚』02頁(0987号01面06)(2018/03/12)


団結街道


 「我らを辱める鉄の鎖から、我らは輝く剣を鍛える」—ドイツ農民戦争を闘った農民たちが旗印にした言葉だ。歴史家の羽仁五郎は戦中、座右の銘として自分自身の人間性を失わないようインクの吸い取り紙にドイツ語で記していたという▼今号でインタビューを受けて頂いた辻川慎一動労水戸副委員長の「階級として自己を打ち鍛え、階級として自分自身を打ち立てる」という言葉を聞くたびに、この言葉が頭をよぎった▼「右翼日和見主義と左翼空論主義」「大衆迎合と小ブル急進主義」「合法主義とテロリズム」……。しばしば階級闘争の現場でお互いを罵倒するレッテルとなってきた言葉だ。いずれもプロレタリア革命、労働者権力樹立をめぐる日和見主義からきているが、そう簡単に割り切れるものではない(だから常に対立的にだされる)▼今回のインタビューであらためて、プロレタリア革命、労働者権力樹立に向けた階級形成、労働者が本当の社会の主人公へと飛躍していくために決定的に重要な闘いが三里塚闘争にあると確信した。やはり三里塚は国家権力と真っ向から闘う「反権力の砦」であり、反対同盟と動労千葉・動労水戸の相互的な闘いが示してくれている労農連帯の砦だ▼青年・学生と共に三里塚闘争を闘い、労働者にとっての「輝く剣」=労働者階級の最高の団結形態としての党建設、階級の指導部として自己を鍛え上げよう。
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