ピンスポット 全学連弁護団が警視庁へ突入 証拠映像提出せよ 公安警察の襲撃事件で

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週刊『三里塚』02頁(0987号01面05)(2018/03/12)


ピンスポット
 全学連弁護団が警視庁へ突入
 証拠映像提出せよ 公安警察の襲撃事件で


 全学連大会襲撃事件(一昨年の全学連大会の参加者に対し、警視庁の公安警察が暴行を行った事件)への国家賠償請求訴訟で、画期的勝利がかちとられた。2月21日、東京地裁は、警視庁が提出を拒否してきた現場の映像などに対し証拠保全を決定、23日にその手続き(立ち入っての証拠提出要求)が行われた(写真)。
 裁判官、全学連弁護団が東京都千代田区の警視庁本部庁舎に突入する「異例」の事態に、多くの報道陣が結集した。裁判所側は証拠の提出を求めたが、警視庁側は「捜査手法が明らかになる」「写りこんだ第三者のプライバシーを侵害するおそれがある」とこれを拒否した。都合の悪い証拠を隠す国家権力の体質は、星野文昭さんへのえん罪デッチあげ弾圧や森友・加計学園事件と共通のものだ。
 弁護士会館で行われた記者会見では、森川文人弁護士が「警視庁が証拠の改ざんや隠ぺいをするおそれがあると裁判所が認めたことに意義がある。引き続き映像の提出を求めていく」と報告した。
 次回裁判は3月22日15時から、東京地裁429号法廷で行われる。証拠隠しを許さず、法廷からあふれる大結集をかちとろう!

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