2・19耕作権裁判・デモへ
週刊『三里塚』02頁(0985号01面05)(2018/02/12)
2・19耕作権裁判・デモへ
(写真 成田空港の完成を阻んでいる市東さんの家と畑【成田市天神峰】)
2月19日、市東孝雄さんの農地をめぐる耕作権裁判が千葉地裁民事第2部(内田博久裁判長)で行われる。反対同盟の呼びかけに応え、裁判傍聴と千葉地裁包囲デモに全力で立ち上がろう。
06年、NAAは市東さんの南台耕作地の一部について「不法耕作」と言いなして明け渡し訴訟を起こした。しかし、これは位置の特定を誤ったもので提訴自体がデタラメなものだ。旧地主と故市東東市さん(孝雄さんの父)の間で交わされたとする「同意書」「境界確認書」は署名と印鑑が偽造されたものだ。当時の買収交渉記録などの関連文書の開示を市東さん側は求め、裁判所から文書提出命令が出された。しかし、NAAはないと言い張り提出を拒否している。得手勝手なストーリーを推測にもとづき主張し、白を黒と言いくるめようとしているのだ。
内田裁判長はNAAの手先となって早期結審に向けた訴訟指揮をふるっている。市東さん側に立証計画と主張を強引に出させ、「専門家の意見書はいつ出るのか」などとスケジュールばかりを気にしているのだ。断じて許すことはできない。
そもそも、文書の提出がない以上、裁判を進めることは許されない。「不法耕作」との不当な決めつけで市東さんの命と生活が奪われることを許していいのか。内田裁判長に私たちの怒りの深さと広さを思い知らせなければならない。
2月19日(月)午前9時、千葉市中央公園に集まり、千葉地裁を包囲するデモに立ち上がろう。
市東さんの農地を守ろう。